Paulina PratkoによるPixabayからの画像
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ABEMAビデオで『NEW GAME!』を観た
タイトルは『NEW GAME!(ニューゲーム!)』。「ニューゲーム』と言えば、思い出すのは「強くてニューゲーム」(『クロノ・トリガー』)だったりする旧世代ヲタクな七草ですが、その連想も当たらずとも遠からずと言いますか。ゲーム会社で働く人々(主に女性たち)を描いたアニメーションです。2016年の動画工房による作品
いつの作品かといいますと、2016年7月から9月にかけてが最初の放送だったようです。本放送時は観てなかったですね。2014年くらいからずっと、テレビは観ずにネット経由で観てばかりなので、最近はネットでも早いですが、少し前はそうはいかなかったですからね…。ともあれ、発表はその頃で、動画工房というアニメ制作会社が手掛けた作品とのこと。動画工房って私は詳しく知らなかったんですが、『刀剣乱舞-花丸-』や『ダンベル何キロ持てる?』は観てました。どちらも丁寧に作られていたと思います。
既にABEMAの無料視聴期間は終了
いちおう注記なのですが。私はタイミングよく見かけてABEMAビデオで観られたのですが、いま現在は既に無料期間が終わって、2話以降はプレミアム会員のみが観られるようになっていますね。予めご了承ください。『NEW GAME!』のあらすじ・概要
あんまり詳しく書くと、本編を観るのが“確認作業”になってしまいますからね。あらすじというか概要というか、その辺は最低限の情報だけ書いておきます。あらすじと主な登場人物
高校を卒業した涼風青葉(すずかぜ・あおば)は、ゲーム開発会社「イーグルジャンプ」に入社、グラフィッカーとしての道を歩み始めた。この会社は、小学生の頃から好きなRPG『フェアリーズストーリー』を作った会社。青葉の胸は期待に膨らむ。「フェアスト」のキャラクターデザイナーを務める八神コウ(やがみ・――)を始め、アートディレクターの遠山りん(とおやま・――)、青葉と同じキャラ班の滝本ひふみ(たきもと・――)と飯島ゆん(いいじま・――)、モーション班の篠田はじめ(しのだ・――)といったメンバーに歓迎され、青葉は仕事を始める。とはいえド新人なので、端役のモデリングがやっとの状況。
青葉の所属するチームは、ディレクターの葉月しずく(はづき・――)のもと、新規タイトルの開発も後半に入っているところだった。タイトル名は他ならぬ「フェアスト3」。気合の入る青葉だが、開発は佳境を迎え、多忙に。
青葉を心配した親友の桜ねね(さくら・――)がデバックのアルバイトに参加する中、八神の背中を追いかけながら青葉は仕事を進め、メンバーたちも追い込み作業を続けた。「フェアスト3」は無事完成。発表会を経た発売日、メンバー達は打ち上げに盛り上がる。
…という感じでしょうか。
いわゆる“きらら系”四コマ漫画が原作
原作は、得能正太郎さんという方の同名四コマ漫画。掲載誌は芳文社の『まんがタイムきららキャラット』ということで、いわゆる“きらら系”というジャンルに入るかと思います。きらら系っていうのは、まぁ要するにこの『まんがタイムきらら』系列を原作とするアニメってことですね。ゼロ年代後半くらいから出てきた気がします。代表的なところだと『けいおん!』とか『ご注文はうさぎですか?』とかですね。特殊な舞台設定(軽音部とか喫茶店とか)×幾人もの少女たちの交感というあたりが公式でしょうか。
“きらら”が付かない『まんがタイム』だと、『おとぼけ課長』とかが有名かと。こちらはオフィスが舞台でおじさんやOLがメインの話なので、だいぶ毛色が違います。芳文社さんは巧いこと時代にキャッチアップするテコ入れやりましたね(業界人ぽいコメント)。
聖地はいちおう阿佐ヶ谷かなぁ
作中のゲーム会社「イーグルジャンプ」は、JR阿佐ヶ谷駅からほど近いところに建っているという設定なので、いちおう阿佐ヶ谷のあたりが聖地ってことになるんでしょうか。とはいえ、劇中でそんなに当地のアレコレが描写されている訳でもないので、行っても微妙かも。ただ聖地云々は別にして、一・二度行っただけですが阿佐ヶ谷のアーケードは楽しいです。良い喫茶店もありますし、コロナ禍が一段落したら羽を伸ばすつもりで訪れてもいいですね。
感想は「楽に観られて楽しい」
全体的なざっくりとした感想を言ってしまうと上の一言につきます。ジャンルとしては「お仕事系」にはなるんでしょうけれど、業界の洗礼とかマスターアップ間際の熱い攻防(?)みたいなのはありません。
代わりにあるのは、確かに四コマが原作らしい、小ネタの応酬と言いますか。大きなストーリーとしては新作ゲームの制作があるのですが、登場人物たちの性格とか、それぞれの関係性とかに焦点を当てた朗らかなシーンが多いのが特徴かと思います。
代わりにあるのは、確かに四コマが原作らしい、小ネタの応酬と言いますか。大きなストーリーとしては新作ゲームの制作があるのですが、登場人物たちの性格とか、それぞれの関係性とかに焦点を当てた朗らかなシーンが多いのが特徴かと思います。
誰もが優しいゲーム会社
そもそも登場人物がみんな優しいので、あんまり追い込まれるようなことがないんですよね。阿波根うみこ(あはごん・――)っていう、ちょっと怖そうで褐色肌のプログラマーのお姉さんが登場しますが、彼女にしたって本心から辛辣ではないようですし。
ぜんぜん内情を知りませんけど、『エリーのアトリエ』くらいの頃の株式会社ガストとか、こんな感じだったんじゃないかなぁ…とか(完全に妄想です)。たしかガストって元は長野県でしたよね。そう考えると、会社が阿佐ヶ谷(東京)でなく地方にあっても面白かったかも…と無責任な妄想ですねこれは。
ただ、1期はそんな感じでしたが、2期の『NEW GAME!!』ではちょっと辛い場面もあったりするようで(実は視聴済みですが^^;)。2期について書く時は、その辺りの違いについても触れたいところです。
ぜんぜん内情を知りませんけど、『エリーのアトリエ』くらいの頃の株式会社ガストとか、こんな感じだったんじゃないかなぁ…とか(完全に妄想です)。たしかガストって元は長野県でしたよね。そう考えると、会社が阿佐ヶ谷(東京)でなく地方にあっても面白かったかも…と無責任な妄想ですねこれは。
ただ、1期はそんな感じでしたが、2期の『NEW GAME!!』ではちょっと辛い場面もあったりするようで(実は視聴済みですが^^;)。2期について書く時は、その辺りの違いについても触れたいところです。
『SHIROBAKO』や『東京トイボックス』との比較
お仕事系というジャンルで考えると、やっぱりアニメ制作会社を描いたアニメ『SHIROBAKO』と、ついつい比較してしまいます。それと、アニメにこそなっていませんが、同じようにゲーム会社を描いている漫画『東京トイボックス』(とその続編の『大東京トイボックス』)とかも浮かびますね。
もちろん『NEW GAME!』が求めているのはそういう方向ではなくて、例えば青葉とコウの穏やかな師弟愛のようなものとか、青葉とねねの変わり得ぬ友情とか、そういうものじゃないかと思います。原作はまだ終わっていないようなので、どう着地するか楽しみですね。
全く話は変わりますが。そういえば大昔、七草も受けましたねぇ、ゲーム会社(しかも大手)。結局はそっち方面には進みませんでしたけど、もし本気で志望してたら今どうなってたのかな、とか。友人知人にもゲーム会社に行った人が複数いますが、なかなか大変なようです。
AmazonのPrime Videoなどでも視聴可能
それと、提督としてはやはり言わねばならないでしょう。涼風青葉という名前に反応して仕方がありません。ついでに鈴谷那智という漫画家さんを思い出したりもして、懐かしい気持ちになりました。
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