七草です。私製艦娘型録No.039は、千歳型水上機母艦/軽空母2番艦の千代田さんです。39番目の艦娘にして、ついに空母(になり得る)艦娘が着任してくれました。
画像は、本日ただいまの千代田の様子です。現状での最終段階改装である「航改二」、つまり軽空母として活躍中。平時は2-5に行ってもらうことが多いので、それに合わせて艦戦は少なめ、艦攻・艦爆を多めにしています。
増設スロットには「25mm三連装機銃 集中配備」が載っていますが、これは使い回ししている物ですね。たまたま彼女が持っているという感じです。
七草艦隊初の水上機母艦として着任
まだ未着任の姉・千歳のことを訊ねながら、千代田は着任しました。少し話しかけただけで「あぁ、この娘はお姉さんが大好きなんだな」と確信できるほどの姉煩悩(?)ぶり。「ま、生暖かく見守ろう^^;」と思っていました。
それはそうとして、当初の彼女の艦種である水上機母艦は、七草の艦隊では初めてお迎えする艦種。とりあえず、どう運用すべきか、情報を集め始めたことを覚えています。
レベル50を目指して錬成
彼女の「改二」実装は2013年7月24日。つまり9月に着任した七草が、彼女と邂逅した時点で既に、当時としては最強レベルの軽空母「千代田航改二」まで成長できるようになっていました。
情報収集の過程でこれを知った私は、千代田の急速錬成を決意。彼女が気にする姉・千歳を待ちながらも、先行してレベル上げに勤しんでもらうことになりました。
5回も改造できる彼女ですが、レベル12で「千代田甲」になると「甲標的」を2つ持参し、1つを北上さんに譲りつつ、自身も先制雷撃の使い手として活躍開始。レベル15で軽空母「千代田航」となるんですが、先制雷撃の使い勝手がよく、水母のまま50まで錬成したと記憶しています。
レベル50となり一気に「千代田航改二」となった彼女は、序盤海域ではまさに無敵。艦載機の開発にはちょっと難渋しましたが、航空戦で先手を取り続け、さらにレベルを上げていきました。
軽空母の要として
私が序盤海域を戦っていた2013年当時からすると、龍驤改二や隼鷹改二、瑞鳳改二が実装されるのはかなり先。そのため、この千代田と、ほどなく合流してくれた千歳のコンビは、最強レベルの軽空母として、まごうことなき制空権の守護者でした。
2014年夏イベント「AL作戦/MI作戦」の最終局面であるE-6「本土近海邀撃戦」では、本土防衛をかけて姉妹で出撃。バランスのとれた搭載数で索敵・対空を担い、この死闘(イベント最終日の夜明けまでかかりました…)の勝利に大きく貢献してくれました。
その後、先述のような各艦改二が実装されていき、軽空母の層はけっこう増強されることに。しかし、多めの艦載機数と「速力」が「高速」という点で、今なお安定した戦力として頑張ってくれています。
千代田の行状
艦隊初の空母ということで、その加入が有難いことこの上なかった千代田ですが、性格面は、どんなものなのでしょう。
まぁ、ひたすら「お姉」を追い求めているとは言えますが。彼女の心情的な側面を、史実も照らしつつ掘り下げてみます。
いつでも姉を捜す理由
史実における千代田は、当初は水上機母艦として計画され、戦況逼迫のため甲標的母艦として竣工されました。その後、姉妹艦の千歳とともに軽空母に改装と、『艦これ』とほぼ同じ経緯を辿っています。
しかし、その最期は辛いものでした。レイテ沖海戦の一局面であるエンガノ岬沖海戦で、千歳や瑞鶴、瑞鳳といった空母たちとともに艦載機を載せない「囮」として出撃、米海軍主力の攻撃にさらされ、先に千歳、それから瑞鶴、瑞鳳、そして千代田が沈んだと言われます。
千代田は、千歳沈没からほどなくして爆弾が機関部に直撃し、艦隊から落伍し孤立しながらも、最後まで砲撃を続けました。その戦いぶりは壮絶そのものだったと想像します。
目の前で姉を喪い、自らも血戦のすえ沈んだという経験を、艦娘としての千代田も意識の底に持っていることでしょう。だから、いつでも姉が無事でいることを確認せずにはいられない。そういうことなのだと思います。
印象的な台詞
上記の解釈を補強するように、千代田の台詞の体感65%は千歳について言及したものだったり^^; 中でもひときわ私の印象に残ったのは、以下の台詞です。
午後2時。提督も強情ね~。今日から恋のライバルよ! でも、仕方ない…。はい、おにぎり。(時報:14時)
これだけだと分かり難いので補足しましょう。これは、朝からずっと「提督は千歳をどう思っているのか」を問い詰め、提督が(たぶん)「千歳のことが好き」と答えたのに対し、「取り消さないとお昼を出さない」と無茶を言った末の発言です。
「どれだけお姉ちゃん好きなんだよ…」と半ば呆れますが、最後には「恋のライバル」認定をしつつ、ちゃんとお昼ご飯を出してくれる(おにぎりですが)ところがいいですね。ちょっと姉好きが過ぎるものの、優しい娘だということが表れている台詞だと思います。
千代田の二次創作やフィギュアについて
5段階もの改装、姉が大好き、梅雨時のグラフィックも魅力的と、戦闘以外にも魅力的な要素が色々とある千代田。それらは二次創作やフィギュア関連ではどのように表現されているか、についても確認してみましょう。
躍れ艦爆隊・艦攻隊
千代田の二次創作イラストや漫画は、千歳とペアのものが圧倒的多数だと思います(まあ、そうなるな)。その中にあって、淡い色使いに目を惹かれる千代田の単独イラストがこちらです。
艦載機を管制する方法として、千歳と千代田は操り人形風のデバイスを使用します。それでもって航空戦を行っている、ケッコンカッコカリ済みの千代田を描いたものですね。
彼女のケッコン台詞はちょっと珍しい(彼女においては平常運転とも言える)ものですが、それはさておき。薬指の指輪と、風に舞うケッコンの証(桜の花びら)も輝かしく、なんだか前向きな気持ちになれる一作だと思います。
千代田のフィギュアは殆どないっぽい
千代田のフィギュアについては、残念ながら、今のところ確たる存在が確認できませんでした。1点だけ、ガレージキットがあったようですが、現在は入手困難と思われます(いちおう、Amazonに出品された痕跡を見つけたので貼っておきます)。
これは余談かもですが。
私は『艦これアーケード』の方はやっていないんですけど、ちとちよの艦載機発進の演出が格好いいですよね(千歳と千代田で箱の開き方が違うところがまた良い)。あのモーションの立体化とか、良いと思うんですがどうでしょうか。
以下、妄想
その台詞から、千代田が姉の次に関心を向けている(1位と2位の差がトリプルスコア以上ですが)のは、食べることのようです。まぁ「改二航」での立派なフォルムを見たら頷けますね^^;
例の一航戦の紅い人と同様、何でも美味しく食べてくれそうな彼女ですが、やっぱり一緒に行くならスイーツかな、なんて思います。焼き芋好きみたいですし。
彼女の名前とは直接関係ないものの、“千代田”区を擁する東京都心は、名門ホテルによるスイーツビュッフェの密集地。ニューオータニの日本庭園を眺めがらスイーツを頂くなどしたら、乙なものじゃないかと思います。
これからもずっと「ちとちよ」で
七草の艦隊では千代田の方が単独で先行着任しましたが、彼女を語る際、千歳は欠かせません。2人を指す「ちとちよ」という呼称は、たぶん彼女らの飛行甲板に書かれた「ちと」「ちよ」に由来するのでしょうが、両者が別ち難いことを如実に示すものだと思います。
かつて姉妹離れ離れになって最期を迎えた艦娘たちは、枚挙に暇がないでしょう。そんな彼女たちみんなが、今度はずっと一緒に居られればいい。千代田と千歳を思う時、そう考えずにはいられません。
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