【艦これ】衣笠…私製艦娘型録046

2020年6月3日水曜日

艦これ 私製艦娘型録

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衣笠改二

七草です。我が艦隊の私製艦娘型録No.046は、青葉型重巡洋艦2番艦の衣笠さんです。加古に続いて、重巡が着任してくれました。

画像は本日ただいまの衣笠さん。「20.3cm(2号)連装砲」の改修MAXを2基、「零式水上観測機」に「32号対水上電探」、増設スロットに「艦本新設計 増設バルジ(中型観)」というフル装備です。クォータリー任務の「新編成「三川艦隊」、鉄底海峡に突入せよ!」に備えてのことですね(ていうか5月末にギリギリ滑り込みクリアした時のままですね^^;)。

20.3cm(2号)連装砲」は、現状では衣笠改二に装備した時に最も火力ボーナス(+3)が付きます(改二での持参装備は、3号砲の方なんですけどね)。そういう理由から、2号砲の改修は彼女の分を優先して行いました。水上電探を組み合わせることで、さらなる火力ボーナスが加算です。

6人目の重巡は距離が近い(体感)

」になると航空巡洋艦になる最上を入れると、この衣笠で七草艦隊の重巡洋艦は6人となりました。重巡だけで1艦隊が組めるようになったので、とりあえず重巡艦隊で1-1に行ったのを覚えています。

それはそうと、衣笠はとても元気かつ、相応に真面目で気配りもできる良い娘さんです。姉である青葉にも近いですが、青葉は取材命なところがありますからね。引き換え、衣笠の方は何というか、提督への話しぶりが非常に気さく。ついでに物理的な距離も近い気がします^^;

戦闘で徐々に成長

6人目の重巡ということで、心強くもあったのですが、当時の七草艦隊はまだまだ設立間もない状態。ということは当然、資源も心許ないわけで、そうそう重巡を大盤振る舞いにも使えませんでした(私が貧乏性という事情も多分にあります)。

仕方なく、まだ練度の低かった衣笠には、お留守番してもらうこともしばしば。一応、先任の重巡たちとローテーションを組んで出撃して貰ってはいましたが、成長速度としては鈍るのは仕方ないところでした。

とはいえ、重巡はMVPを取ることも多いです。次第に成長し、以下で述べる「改二」にも、実装直後とは言えませんが、そこそこのところで改造することができました。

重巡初の改二と任務群

重巡洋艦としては初の「改二」となった、衣笠改二の実装は、2013年11月13日。これは、以前から少しずつ触れている2013年秋イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」の真っ最中のことでした。資源も乏しいところだったので、彼女の改造は年明けまでずれ込んだように記憶しています。

年明け後、晴れて改装された衣笠改二は、低燃費な改二と言える仕様でした。もともと重巡としてはそれほど強くない衣笠でしたが、利根型や高雄型の「」と遜色ないステータスを少ない燃料・弾薬消費で運用できることとなり、それはそれで運用の場は増えたかと。

改二」としては弱い、というのが提督たちの間での通念となっていましたが、その後2015年6月のアップデートで「火力」+4、「回避」+2、「」+6となり、能力はさらに向上。これで、古鷹改二や加古改二とほぼ同等となりました。

それでもまだ、他の重巡・航巡改二に比しては控え目な能力値ではありましたが、「改二」改造レベルが55というのは重巡の中では最も低いもので、序盤から頼れる重巡という位置を押さえられたと言えます。

さらに現在では、2018年11月に実装された「20.3cm(2号)連装砲」によるボーナス、改修による威力向上を上乗せすると、冒頭の画像の装備で実質火力は111を超えることに。これは鳥海や羽黒などの重巡トップクラスの「火力」に(けっこう)迫る数字です。

衣笠をめぐる任務には、史実に由来する「三川艦隊」「第六戦隊」など、けっこう激戦地におもむくものが目に付きます。それらに際して、以上のように幾度も上方修正された彼女の能力は、とても心強いものだと言えるでしょう。

衣笠の、こんな一面

衣笠の能力についての説明が存外ながくなってしまいました。では、そんな衣笠の性格の方ももう少し深く掘り下げてみたいと思います。

意外と古風だったり

今風に言えば“陽キャラ”感満載の、溌剌とした衣笠ですが、ちょっと古いというか懐かしいというか、そんな面もあったりします。例えば「アフターファイブ」と言ったり、朝の連ドラを楽しみにしている風だったりですね。

恐らくこれは、史実における重巡・衣笠が割と古参の艦だったことによるのでしょう。しかしこれは、姉妹の青葉や、同じく古参組の古鷹や加古には見られない傾向だったりします。

七草的な艦娘感(艦娘=適性のある少女+艦の魂の具現化である艤装)によれば、素体である娘側の性格によるのかとも思われます。まぁ、そんな言動も彼女の魅力ではありますけどね。

印象的な台詞

彼女という艦娘をより深く理解できそうな台詞として、私は以下のものを挙げたいと思います。秋も終わりに近づいた頃に聴かれたものです。
ふぁー、この衣笠さん、今年も何か乗り越えた気がする。ふぅ。よーっし、気持ち切り替え! 年末に向け、両舷前進!(母港・晩秋)
この直前、秋の段階では、物思いにふける様子が表現されていますが、その憂愁を乗り越えて再び元気になった様子。彼女の言う「何か」とは、言うまでもなく史実における艦としての最期を迎えた季節ということでしょう。

艦として沈んだ経験のある艦娘は、多かれ少なかれその時期にナーバスになることが示されているようです。ただ、衣笠の場合、そこから切り替える宣言をしているところが彼女らしいと言いますか。そういう前向きさが、彼女の強さなんだと思います。

衣笠の二次創作やフィギュアは?

例によって、以下では『艦これ』のゲーム外における衣笠の活躍について記載ましょう。すなわち、二次創作とフィギュア界隈の事情についてです。

録音ブースで浮き立つ

衣笠の二次創作では、姉である青葉、第六戦隊で繋がりのある古鷹や加古とともに描かれることが多いです。単体の場合は、戦闘よりも日常が描かれる傾向が強いでしょうか。あとは後述の孤独なシルエットの人のパロディネタ。

そんな中、私が選ぶのは以下のイラストです。2016年のバレンタインの時期に発表されたこのイラストでは、期間限定ボイスを収録することになった衣笠のうきうきぶりが描かれています。
若干メタ視点な「収録」という要素を、うまく落とし込んだなぁ、と思います。衣笠の健康的な魅力が漲る一作ではないでしょうか。ついでに、突っ込んでいる青葉という普段とは逆な役割分担も貴重です。

衣笠のフィギュアは案外少ない…

衣笠って、けっこう公式のイラストなんかでも出番があると思うのですが(いつぞやのコミケでは郵便局の看板娘をやってましたね)、反面フィギュア化はあまりされていないようで。

一応、ゲームセンターなどのプライズ品として「ちびきゅんキャラ」シリーズの衣笠が存在していますが、現在は入手困難のようです。ひとまず、フィギュアではありませんが隣接分野として、ラバーキーホルダーを載せておきます。

また、個人レベルでは衣笠をフィギュア化したという方は複数いらっしゃいました。そのうちのお1人のブログへのリンクを貼っておきます。

以下、妄想

衣笠という名前は、横須賀の近所の山から取られたようです(「衣笠山」は各地にあるようなので、諸説あると言えばそうですが)。他の重巡や戦艦などは各地の名峰から取られていることから考えると、ちょっと雑なネーミングとも言えますね^^;

でも逆に、横須賀にとっては一番身近な艦娘と言えるかもしれません。任務で横須賀鎮守府におもむく際には、ぜひ彼女を伴いたいですね。任務後にはヴェルニー公園でもそぞろ歩き、衣笠の名前を戴く割烹旅館「衣笠温泉旅館」に一泊というのも良さそうです。

絶望を撃ち砕く者に

前述の通り、「改二」の表情とポーズが『スペースコブラ』を彷彿とさせることから、そのパロディが衣笠の二次創作では半ば定番と化しています。一方で、そのコブラ氏を、悲劇的な展開を吹き飛ばす「鬱クラッシャー」として尊崇する文化があります。

ならば衣笠にも、そんな「鬱クラッシャー」としての役どころがあっても良いのではないかと思うのです。彼女の笑顔と言葉には、そう思わせるだけのものが、ある気がします。

悲嘆にくれる姿は、とりわけ衣笠には似つかわしくありません。彼女が本当の意味で絶望を撃ち砕く者となれるよう、しっかり運用していきたいと思います。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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