七草です。
そろそろ企画意図の説明も不要になった頃かもしれない私製艦娘型録、No.034は初春型駆逐艦3番艦の若葉さんです。昨日(No.33)の初春に続いて彼女が着任したことで、当初実装されていた初春型は、これで全員そろったことになりました。
上は、本日現在の若葉の状態です。「12.7cm連装砲B型改二」と「10cm連装高角砲」の混載は、初春型の標準装備ですね。現状での子日や若葉、そして出撃の当番でない時の初春は、こんな感じの装備です。
残り1枠は、出撃なら電探・魚雷・機銃あたり。今のところ、比較的敵が弱い海域に出てもらうことが多いので、電探が多いでしょうか。遠征ならドラム缶を1~2個持ってもらいます。
寡黙な初春型3番艦
若葉は、邂逅時も母港でも「若葉だ」という短いフレーズを多用します。基本的な台詞においても口数が少な目で、無口な子、という印象が先行していました。
ハードボイルドに任務を遂行
若葉は、能力値的には一般的な駆逐艦という印象。そのため七草艦隊での育成も、演習・遠征が中心という一般的な方法となりました。
そのうち、言葉は少ないものの、割と戦闘が好きだったり、職務はしっかりと真っ当しようとする態度が見えてきました。ハードボイルドな雰囲気は、むしろ軍人気質と言うべきなのかも。そういう意味では、最も真面目な艦娘と言えるかもしれません。
改二では輸送特化か索敵強化か
一部で待望されている若葉の「改二」ですが、まだ実装の動きは見えてきません。史実で潜水艦や空襲に苦しめられたので「対潜」「対空」が向上するのは間違いないです。
が、それ以外にも特徴があるとすれば、どういう風になるでしょうか。若葉改二はどんな艦になるか、史実を交えて考えたいと思います。
まず、北方での船団護衛に際してレーダーを載せていたということから、索敵が強化されるということは、あるでしょう。それと、輸送作戦に多く関わったようなので、大発系統が積めるようになると有難いな…とも。
上の予想が当たっているか否か、「改二」が来ないことには確かめようもないですね。実装の時を楽しみにしておこうと思います。
若葉の遍歴
上でも多少触れていますが、史実における駆逐艦・若葉の辿った運命をもう少し見てみましょう。それは艦娘・若葉について掘り下げることにも繋がるはずです。
参加できなかった作戦
史実において、駆逐艦・若葉は、第二十一駆逐隊司令駆逐艦としてキスカ島撤退作戦に参加しています。『艦これ』の3-2のモチーフになっている作戦ですね。
ところが、濃霧のために起きた玉突き衝突で若葉は大きく損傷してしまいます。駆逐隊指令だった天野大佐は島風に移乗することとになり、若葉は単独での帰投を余儀なくされました。つまり、肝心かなめの撤退戦に、若葉は参加できなかったということになります。
駆逐艦・若葉に心があるならば、忸怩たる思いがあったことでしょう。艦娘・若葉が、MVPを取るたびに「奇跡の作戦キスカ」を口にするのは、完遂できなかった作戦に憧れ続けているためだとしたら、けっこう切ない話に思えます。
印象的な台詞
そんなほろ苦い艦歴の若葉の台詞から、ぐっときたものを選んでみましょう。いつになく丁寧な口調のケッコン後母港も気になりますが(私はwikiで確認しただけですが)、ここでは以下の台詞をチョイスしておきます。
『捷一号作戦』、決戦だな。何? 我が二十一駆は輸送作戦を? わかった。任せておけ!(母港【2018決戦前夜】)
『艦これ』第一期ラストのイベントとなった「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」の時に実装された台詞ですね。この決戦台詞はどの艦娘のものも印象的で、みんな「印象的な台詞」に選びたくなってしまうのですが^^;
史実において若葉は志摩艦隊に参加しており、これは輸送作戦ではなかったと思います。が、同じ頃に多号作戦という輸送作戦が展開されていて、そちらについて語っているものと思います(実際、E-5が多号作戦をモチーフにした海域でしたし)。
なんというか、戦闘での武功ではなく、輸送をし遂げようという忠実さが、若葉っぽいなと。いぶし銀の美学を感じさせられる台詞だと思います。
若葉の二次創作やフィギュア類など
続けて、例によって若葉についての二次創作やフィギュアについても探ってみました。
戦闘中の引き締まった表情
二次創作での若葉は、シリアスなものも、そのハードボイルド調なところを逆手に取ったコミカルなものも見られます。でも比率としてはシリアスの方が多いでしょうか。
下に挙げたのも、シリアスな若葉を描いたもの。戦闘の合間の一コマを思わせる、ひたすら格好いい作品だと思います。
初春型のイケメン枠#艦これ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負#艦これ版真剣お絵描き60分一本勝負_20190318#若葉 pic.twitter.com/4XeW3zU5XC
— ナガサワ トウゴ (@nagasawatougo) March 18, 2019
フィギュアの類は今のところ無さそう
フィギュアについても調べてみました。が、今のところ若葉を立体化したものは存在しないようです。
残念無念ですが、仕方ありません。今後も探し続けたいと思います。
以下、妄想
若葉って、なんとなく、艦娘としてというよりも趣味で銃器の扱いに習熟してそうなんですよね。『キノの旅』の主人公キノのような、中性的なたたずまいのせいかもしれませんが^^;
それなら、若葉と「銃撃戦ごっこ」などやってみるのも一興かも。最近のサバゲー界隈では、趣きを変えて「西部劇ごっこ」をやってる人達もいますし、迷彩服とかではなく、ダークスーツで戦えば刑事ものとかスパイアクション風になることでしょう。
まぁ、艦娘として訓練を積んでいる若葉は機動力が高そうですが^^; なすすべもなく撃たれる提督、という未来が見えます。
言葉通りの「悪くない」のために
もう1つ、若葉の台詞で忘れ難いのが「悪くない」というものです。彼女の口癖のようで、けっこうな頻度で口にしていますよね。ダメージを受けて中破・大破しても「悪くない」と言うので、あらぬ誤解を受けたりもしそうですが。
この口癖は、若葉なりのセルフコントロール術なんじゃないかと私は思います。多くの艦娘と同様、彼女も辛い思いをした記憶を持っています。現状が受け入れ難いものでも、最悪ではない=「悪くない」と口に出して己を奮い立たせているのではなでしょうか。
もちろん、言葉通りに「良い」とか「好き」という意味で言っている時もあります。願わくば、そういう意味で「悪くない」と言えることが増えるようにできますように、と。提督としては、そんな風に思います。
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