【艦これ】神通…私製艦娘型録047

2020年6月14日日曜日

艦これ 私製艦娘型録

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神通改二

若干お久しぶりの七草です。さて、我が艦隊の私製艦娘型録No.047は、川内型軽巡洋艦2番艦の神通さんです。川内型としては、那珂ちゃんに続いての着任となりました。…そういえば、ゲーム中における彼女の図鑑ナンバーって「47」なんですよね。なんとも奇遇を感じます。

上に挙げた画像は、本日現在の神通さん。Max改修の「15.2cm連装砲改」2基は、七草の艦隊では半ば彼女の専用装備です。なんとなく、神通にはカットインよりも連撃が似合うと勝手に思っています。

第一印象は“気弱そうな軽巡”

軽巡としては9人目くらいの着任となった神通ですが、当初は「ちょっと気弱そうな普通の軽巡」というイメージでした。グラフィックからすればまさにそうですし、史実も特に知らなかったので^^;

「改」までは、だいたい見た目通り

そのため、着任後の育成や運用についても、他の艦と大きな差はありませんでした。例によって、少し強くなるまでは演習・遠征メインで、戦力として形になるようになったら徐々に実戦投入という感じ。能力的にも、「改」までの神通はまだ真価を発揮していませんでしたしね。

ただ、川内型3姉妹を集めることは第三艦隊を開放する任務「「川内」型軽巡姉妹の全3艦を編成せよ!」の達成条件にもなっていたので、「早く川内も来ないかなー」と思っていたのは覚えています。艦隊が増えないと、「遠征」も本格始動とはいきませんので…。

「改二」となって武勲艦としての来歴を知る

そんな風に、普通の艦娘(という日本語も変ですが)として日々を過ごしていた神通さんですが、大変身を遂げる時がやってきます。他でもない、2014年2月26日の「改二」実装です。七草もまだ着任半年に満たない頃でしたが、神通さんはちょうどレベル60を超えたところだったので、当日改造することができました。

このとき初めて彼女の史実に触れて、私はそれまでの不明を恥じました。史実における軽巡・神通は、精鋭部隊「華の二水戦」の旗艦として、最期の最後まで戦い続けた武勲の艦。その魂を受け継いだ艦娘・神通もまた、控え目な態度の奥底に、紅蓮の炎のような覚悟を宿した艦娘だったのです。

改二」となった神通の、現在の「火力」最大値は「73」、「雷装」のそれは「93」。これらを合算する夜戦火力は、格上の重巡たちと比較してもトップクラスの数字です。最近では探照灯の装備ボーナスなども追加され、攻撃力という意味では、まさしく最強艦の一角として過言ではありません。

強くなった彼女にとって、とりわけ負けられない戦いとなったのは、2015年秋イベント「突入!海上輸送作戦」の第二海域「コロネハイカラ沖海戦」だったことでしょう。

史実で軽巡・神通が激闘の末に沈んだコロンバンガラ島沖をモチーフとする同海域のボスは軽巡棲姫神通の影とでも言うべきこの存在との戦いは、輸送作戦だったので打倒が必須というわけではありませんでしたが、見ている方も熱いものが込み上げました。

猛き軽巡の本心は

神通の勇猛果敢な戦いぶりは以上のごとくですが、平時の彼女はどんな様子なのでしょうか。その辺りに迫ってみたいと思います。

強さとは、むしろ愛に近いものじゃないか

素の神通は、やはり控え目で優しいのか、それとも駆逐艦たちにとって鬼教官まがいの恐ろしい娘なのか。これは提督によっても解釈が分かれるところだと思いますが、私は両方なのではないか、と思います。つまり、優しさゆえの厳しさ、ではないか、と。

上の見出しの言葉は、私が通った中学(大昔ですね^^;)の国語の教科書に載っていた「星が透けて見える大きな身体」という物語の一節(…を、うろ覚えの記憶に基づいて再現したもの)なのですが。彼女を見ていると、そんな風に思います。

大切なものを守りたいのに、その「大切なもの」に、まさに共に戦う者たちが含まれるとしたら。優しい人は敢えて鬼となって、その者たちの生き残る可能性がより高くなるように尽力するのではないでしょうか。そう思えば、二面的とも思われる彼女にも一貫性が感じられます。

印象的な台詞

神通の優しさは、時報にも滲み出ていると思います。他にも、宵っ張りで昼間寝てしまう姉や、夜間のボイトレに余念のない妹、麾下の雪風、そして提督に対しても世話を焼く様子がみられる彼女ですが、以下のような台詞からも、それはうかがい知ることができるでしょう。
「ヒトナナマルマル。きれい…提督、ほら、日が落ちます。いつまでも、こんな静かできれいな海が続くと、いいですね。」(時報:17時)
しっとりとした夕暮れ時に、呟くように語りかけてくる彼女の姿が思い浮かびます。その平穏を守るためにこそ、強くあろうとする。艦娘・神通とは、そういう女性なのだと思います。

神通の二次創作やフィギュアについて

ここまでは『艦これ』のゲーム内での神通について語ってきました。引き続いては、二次創作やフィギュアにおける神通も見てみたいと思います。

時には夏をいとおしむ少女のように

二次創作における神通は、川内型三姉妹の一員として登場するものも多いですが、一方で、その鬼神のような戦いぶり、鏡合わせのような軽巡棲姫との対峙といった戦闘を描いたもの、期間限定グラフィックの浴衣姿も結構な数に上ります

そんな彼女のイラスト群の中で、ひときわ私の印象に残ったのが以下の作品でした。純白のワンピースに麦わら帽子という出で立ちは、最近はゲーム中における雪風の限定グラフィックでも見られたスタイル。さすがに雪風よりも少し大人びた(それでも常よりは幼げな印象の)、しっとりとした佇まいの神通が素敵です。

多くの艦娘もそうですが、神通もまた夏に沈んだ艦なので、夏という季節の解放感とは裏腹に、快活になり切れない部分があると推察します。それでも、非番の日には軽やかな装いに身を包んで出かけてみれば、心浮き立つ日もあるのではないでしょうか。このイラストは、そんな一瞬を切り取ったもののように思えます。

フィギュアは2種ほどある模様

もう少しあるように思っていたのですが、神通のフィギュアでメジャーどころとしては、以下の2つのみのようです。いずれも「改二」のもののようですね。

凛々しい彼女がフィギュア映えするのは当然として、平時におどおどしている彼女の立体化などもあったら楽しいのですが…。まぁ、そこはかとなく期待しておきます。


以下、妄想

妹の那珂ちゃんもそうだったように、「神通」という名前は日本の河川である神通川から取られています。この川は、岐阜県の水源から富山湾に注いでいますが、その下流にある富山の街の落ち着いた佇まいは、神通さんに似つかわしいように思います。

路面電車に乗って、城址公園や郷土博物館など、静かなところを散策するのが、神通さんのお好みでしょうか。落ち着いた街並みを、2人でそぞろ歩くだけでも楽しそうです。

夏イベが終わった後くらいのタイミングなら、ちょうど富山市八尾の民謡行事「越中八尾 おわら風の盆」の時期だったりもします。浴衣姿の神通さんに、あの密やかで艶やかな“女踊り”はとてもよく似合いそうです。

この華は散らせない

史実での軽巡・神通の最期は、それは壮烈だったそうです。率いる駆逐艦のために探照灯を照射し、そのために集中砲火を受けて船体が真っ二つになっても、残った砲塔は射撃を続けたという話を思い返すたび、私の目頭が熱くなります。

艦娘としての神通からも、特に「改二」になった姿や話しぶりからは、凛然たる覚悟を感じます。しかし、彼女に史実と同じ戦いぶりを繰り返しては欲しくありません。「華の二水戦」旗艦とはいえ、私が指揮を執る限り、この華にはずっと散らずにいてもらいたいと思います。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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