【艦これ】初春…私製艦娘型録033

七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順に延々と紹介する私製艦娘型録、No.033は初春型駆逐艦1番艦の、初春さんです。初春型では子日（ねのひ）、初霜に続いて3艦目ですね。

上の画像は、いつものごとく今日現在の初春。フル改修の「10cm連装高角砲＋高射装置」2基と、★9の「13号対空電探改」を載せた、対空重視の戦闘装備です。

今の七草艦隊では、改二の駆逐艦の多くをローテーションしてウィークリーの東方任務に当たって貰っており、レベル上げも兼ねています。ちょうど初春が当番なので、こんな装備。非番の際は子日と同じように「12.7cm連装砲B型改二」と「10cm連装高角砲」ですね。

そんな感じで、そこそこ戦える常時の装備と、比較的敵が強い海域に出る際の非常時装備に分けるのが、現状での七草の艦隊の考え方。本当は全員にイベント海域に即応可能な装備を整えてあげたいのですが＾＾；

雅やかな駆逐艦

自らのことを「わらわ」と呼び「～じゃ」と話す初春は、現状ほぼ唯一の雅な言葉遣いをする艦娘です。扇子を持ったその容姿も、平安貴族を思わせますね。

泰然自若なお姫様系

こうした言葉遣いをするキャラクターは総じてそうですが、初春もまた、若干上から目線な話し方をします。ただ、別に冷淡なわけではなく、姉妹や仲間たちには感謝したり、労ってあげたりもするみたいです。

そんな様子から、私の中ではしばらく艦隊のお姫様という認識でした。もちろん、出撃や遠征に行って貰うこともありますが、用がなければ自室や中庭なんかで、妹たちと花鳥風月を愛でていそうなイメージです。

改二での活躍が待たれる

初春の来し方・行く先

我が艦隊での初春は、概ね以上のような感じです。もう少し、史実における駆逐艦・初春のことなどを紐解き、彼女の実像に迫ってみましょう。

妹を想う

史実における初春型は、当初の設計の重心が高すぎ、色々と改装をしてどうにか使えるようにしたという、難儀な艦型だったとか。ただ、魚雷の自発装填装置や、機関系の改良などもあり、一概に失敗作だったとは言えないようでもあります。

そんな初春型のネームシップとして生まれた初春は、同型艦（つまり『艦これ』的に言えば姉妹たち）で構成される第二十一駆逐隊に所属し、初めは北方、後には南方の作戦に従事、マニラで空襲に遭い、沈んでいます。

戦いの日々の中で子日と若葉が沈み、最後に初霜を残して初春が沈没したわけですが、このとき、炎上する初春の黒煙は、期せずして初霜を隠蔽する煙幕となったとか。残った末妹を守ろうとしたのかと、この話を思い出すたび目頭が熱くなります。

艦娘・初春は、時報の台詞でしきりと妹たちを気にします。なんだかんだ言って妹を大切に思うのは、史実の悲しみを繰り返すまいとする気持ちからなのでしょう。

印象的な台詞

フタフタマルマル。なんじゃ、眠れんのか？　早い？　何を言っておる、明日も早いぞ。早く休むがよい。（22時時報）

多くの艦娘が深夜まで起きているのに対し、初春は22時には床の中のようです。さすが殿上人と言いますか、早寝早起きを心がける、古式ゆかしい彼女の生活が浮かんできます。

初春についての二次創作、フィギュアなど

さて、恒例の『艦これ』外での初春についても少し。初春は舞いを嗜むようなので、MMDなどの動画との親和性が結構高いように思います。

夜の舞

初春の二次創作は、やはり和な雰囲気のものが多いです（イラストだと洋装もちらほらありますが）。その中で、最も私の心を捉えたのはこちらの一作。

前述のように、初春が舞う動画は結構ありますが、選曲、扇子を持ったモデルのクオリティ、背景など、いずれも高いレベルにある動画だと思います。

これは艦隊のお花見の一幕ではないかな、と妄想。お酒も入り興が乗った初春は、桜舞うなか舞を披露、皆の喝采を浴びたのでした…的な感じかと。

フィギュアは…殆どない

初春のフィギュアを探しましたが、今のところ少なくとも商業ベースでは存在しない模様。特徴的な艦娘ですが、なかなか立体化は難しいのかもしれません。

ガレージキット界隈では、フィギュア制作サークル「放課後☆リボル部」さんが2016年に初春のフィギュアを制作されています（下記はその時のリボル部さんの記事）。ただ、今からこれを入手するのは困難でしょう。

以下、妄想

初春を敢えて洋風な場所やイベントに連れていこう、という発想にも惹かれますが、やはり彼女のホームである、和の行事にこちらがお邪魔する方が良いのではないかと思います。

初春型はみんな、季節のはじめをモチーフにした命名とも聞きます。初春の場合、やっぱり得意はお正月なのかもですが、そこは子日も居ますので。初春には、春夏秋冬おりおりの雅な過ごし方を、通年でご教示いただきたいと思います。

駆逐艦としては珍しい日本酒党のようですし、四季折々の美味しいお酒なんかも、彼女はよく知っていることでしょう。その辺も楽しみだったり。

移ろう季節とともにあれ

私はどの艦娘に対しても、強くなって欲しいと安寧に過ごして欲しいというアンビバレンツな願いを抱きます。まぁ、どっちが強いかは個々に振れ幅はありますが。

初春に対しては、めぐる季節を愛で、妹たちと平和に過ごして欲しい、という後者寄りの気持ちの方が大きいでしょうか。いつまでも優雅な初春型の姫でいて、と思います。