【艦これ】最上…私製艦娘型録025

2020年5月3日日曜日

艦これ 私製艦娘型録

t f B! P L

七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順に次から次へと紹介する私製艦娘型録、No.025は最上型重巡洋艦の1番艦、最上さんです。一人称が「ボク」である、いわゆる“ボクっ娘”な艦娘としては、時雨、皐月に続いて3番目の着任となりました。

挙げた画像は、例によって今日現在の最上。月初めなので、4-5攻略中ですね。航巡の中では最上と三隈に出てもらっています。4-5は、出撃する艦娘を「高速+」以上の速度で統一すると道中2戦でボスに至るので、毎月そのルートで攻略中です。

4-5に出撃する他の重巡・航巡はみんな「三式弾」を積んでいますが、最上は対潜や連撃などのために瑞雲を搭載。スロットの水上機搭載数の関係で、砲の位置が変な感じになっていますが、これは致し方ないでしょう。

初めての航空巡洋艦

「ボクが最上さ」と颯爽と現れた最上。やたらと衝突について話題にするのが気になりましたが、それ以外は人当たりの良い娘、というのが第一印象でした。

2013年秋の当時、最上型重巡(「改」で航空巡洋艦)で比較的簡単に邂逅できるのは彼女ひとり。妹たち3人は、イベントの報酬とか、後に実装される大型建造とか、通常海域でも相当あとの方にならないと邂逅できませんでした。

実際、私が最上型の他の艦娘に出会えたのは随分と後になってから。それまでは、艦隊唯一の最上型として彼女に頑張ってもらう形になりました。

早熟な重巡としても戦いを支える

最上型と言えば、当初は「重巡洋艦」ながら、練度が上って「」に改修することで「航空巡洋艦」へと艦種が変わることが大きな特徴です。

しかしそれ以上に序盤で有難かったのは、最上の場合たったレベル10で「改」になれたことです。お手軽に「改」になれ、それでいて能力値は他の重巡に見劣りするわけでもないことから、新参としてはいち早く戦力の要になることができました。

改二がなくても大活躍

加えて、当時は艦隊唯一の航空巡洋艦として活躍したことは、言うまでもありません。水上爆撃機は通常の「瑞雲」だけでしたが、先制攻撃が可能という一点だけでも、彼女を投入するには充分な理由でした。なにげに搭載数だけで言えば、今もって航巡の中では最上が一番だったりもします。

水爆以外にも、重巡系統では航巡だけがドラム缶が積めるという特徴もあり、旧5-4などでのルート固定にも貢献。さらに2017年春以降は、航巡に装備可能な水上戦闘機が実装されたことで、制空権奪取にも本格的に関わるようになりました。

妹2人に追い越され、いまだ「改二」が実装されない最上ではありますが、序盤からのその活躍ぶりは他の追随を許さないものと言えるでしょう。「改二」が来たら、これ以上どれだけ強くなるのか、楽しみでもあります。

最上という艦娘の素性

最上がしきりに衝突を気にするのは、すぐ下の妹にあたる三隈と衝突した(ついでに那智にも衝突されたらしい)という史実があるから。そう知ったのは、『艦これ』への興味が強くなり、色々と調べ始めた頃のことでした。

それだけでなく、レイテ沖海戦においては時雨の時にも触れた西村艦隊の一員として、スリガオ海峡で夜戦を敢行、突撃ののち大破炎上して、最期は駆逐艦・曙に雷撃処分された、と伝えられます。そんな史実を受け継いだ艦娘・最上も、心の奥底に傷痕が刻まれているに違いありません。

艦隊有数の呑気者

しかし、そんなトラウマを感じさせない程、普段の最上の振る舞いは屈託ないものです。というか、「」になると話してくれる時報の台詞を聴く限り、相当な呑気者のような気が…。

その時報の一字一句を挙げることはしませんが、大まかに言って、夜は眠たがり(寝ており)、提督にお昼をご馳走してもらい、デザートのアイスを長々と食べ、昼寝した後は妹が作ってくれた(本当は最上が当番)カレーを食べて1日が終わる、というもの。悩みなんて、どこにあるというのでしょう。

印象的な台詞

しかしそれでも、やはり心の傷が痛むことがあるようです。それを吐露した殆ど唯一の台詞が、以下のものでしょう。いつもと違う抑えた声調が、彼女の怯えを感じさせます。
季節は秋、か…あ、満潮。この季節は、なんか胸が痛くならない? どうしてだろうね。(母港【秋】)
「どうしてだろうね」とは言うものの、その理由を彼女は分かっているはずです。レイテ沖海戦により、自身を含む多くの艦が沈んだのは、1944年10月下旬のことでした。

最上についての二次創作やフィギュアなど

『艦これ』の外側に展開している最上の姿はどんなものでしょうか。ここでは、二次創作やフィギュアについて触れたいと思います。

決戦にて

上述のように、レイテ沖海戦時のスリガオ海峡で、最上を含む西村艦隊は壊滅したというのが史実です。

しかし、『艦これ』においては2017年晩秋のイベント「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)」にて、最上たち7人はついにあの海峡を越えました。これは戦略的意味というよりも、むしろ象徴的な意味で、彼女たちにとっての救いとなったようです。

前振りが長くなりましたが、その際の最上のスリガオ海峡突入を描いた以下のイラストが、私にとって忘れられない1枚です。ゲーム中でも全員ボロボロになるほどの激戦でしたが、それを伝える名品だと思います。

もがみんのフィギュアは2種ほど存在

艦娘としては古株の最上ですが、フィギュアに類するものは現状2種のみのようです。座ってお茶を頂いている方は、ゲームセンターのプライズ(景品)としてリリースしたものですね。どちらも普段の呑気な彼女を前面に押し出した立体化と言えるでしょう。

以下、妄想

私が考える「艦娘」は、だいたい適性・資質のある少女艦の魂の具現化による艤装という感じです。このうち少女の方は生身の人間なわけですが、個々の艦への適性は、少女の性格・性質だけでなく、生まれ育った土地や血筋も関係してくるのかな、と思っています。

で、それなら最上は、元はどんな少女だったのかを妄想しますと。まず最上型については“4人ともお嬢様”という私の脳内設定があり、それぞれが別系統のお嬢様だと面白いと思っているんですが、最上については武家の出身なんかが似合うかな、と感じます。

さらに言えば、艦名の縁から、山形周辺の武家の血筋の出身なのでは、とか。調べてみたら、山形県上山市には「かみのやま武家屋敷通り」なる界隈が存在するようですし。

悲運の艦型の長女として

調べてみると、最上に限らず最上型の4艦は、いずれも幸運とは言い難い艦歴を持っているようです。悲運の艦型と言ってもいいのかもしれません。

しかし、艦娘としては、そうならないようにしなければと思います。それこそ姉妹揃ってお茶を飲める毎日を、ずっと過ごして欲しいものです。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

ブログランキング

にほんブログ村 ゲームブログ 艦隊これくしょんへ

QooQ