【艦これ】北上…私製艦娘型録031

2020年5月9日土曜日

艦これ 私製艦娘型録

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北上改二

七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順にいぎなり紹介する私製艦娘型録、No.031は久々の軽巡枠となりました。球磨型軽巡洋艦/重雷装巡洋艦3番艦の、北上(きたかみ)さんです。史実においては戦後まで生き延びた、いわゆる生存艦の一員でもあります。

同じく「改二」で重雷装巡洋艦になる妹(という感じはしませんが、いちおう艦型的には妹)大井とのコンビは強力で、曰く、ハイパーズ、艦隊のダーティーペア、艦隊のOK砲、とか。

上記の画像は、いつもの通り本日の北上さまのご様子。「対空」が低めなのを補うため、「10cm連装高角砲+高射装置」2基と、増設スロットには「Bofors 40mm四連装機関砲」、そして先制雷撃用の「甲標的 丙型」を載せた最近の平時汎用装備です。

これでも通常海域は対応可能と思いますが、イベント時などは海域に合わせて装備を吟味します。一番多いのはやはり、改修して51を超えている「運」を活かしての魚雷カットイン装備でしょうかね。

初期から一貫して最強艦娘の一角

既に最初に述べたように、彼女は邂逅時は軽巡洋艦ですが、「」となることで重雷装巡洋艦となり、さらに「改二」となることで戦力が大きく向上します。はっきり言って、彼女に「改二」が実装され、「甲標的」による先制雷撃が可能となった2013年夏以降から今まで、一貫して最強レベルの艦娘に数えられることは疑いありません。

何が「改二」の彼女を最強たらしめているかと言えば、その「雷装」の高さと、「甲標的」を装備することで先制雷撃が可能となる点でしょう。戦闘開始時に全艦娘中最強の「雷装」で放たれる魚雷は、高い確率で標的に致命打を負わせることができます。

さらに、「夜戦」における超火力も挙げられるでしょう。夜戦では通常、艦娘の「火力」と「雷装」の和が攻撃力として計算されるため、高い「雷装」とそこそこの「火力」を持つ北上は、とんでもない攻撃力を持つに至る、というわけですね。

アイアンボトムサウンドでは投入に至らず

それだけの有力艦娘ではあったものの、私にとって最初の試練となった2013年秋イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」に、彼女を「改二」にして投入することは叶わなかった、と記憶しています(録画など資料が無いので完全に記憶だけで話していますが)。

単純に育成が間に合わなかったということもあるのですが、特に鬼門となった同イベントE-4では、ボスの飛行場姫が陸上型だったためということもあります。対陸上型の場合、夜戦では「雷装」が攻撃力に加算されない上、魚雷も届かず無効。彼女の強みが消えてしまうわけですね。

とはいえ、E-5では「改」の状態で彼女を投入し、突破への道筋をつけてもらったことは、うっすらと憶えています。いま攻略wikiで同イベントの記述を確認すると、E-5での雷巡は「最優先艦種。トドメの切り札です。」と書いてありますね。ラストダンスを決めたのが彼女だったか、ちょっと記憶が定かではないのですが、活躍したことは間違いないでしょう。

歴代イベントを戦い抜く

そういったわけで、七草艦隊において北上がその本領を発揮するのは、秋イベントを終えた後になってからのこととなりました。秋イベのさなかで合流した相棒の大井とともに、“ハイパーズ”として数多のイベント最終海域を戦い抜き、今日に至っています。

記録をとり始めた2015年以降を調べてみると、イベント最終海域のラストダンスで北上が敵旗艦を沈めること3回。少し少ないようにも感じられますね。

しかし、多くの最終海域での出撃メンバーに名を連ねたこともまた確かです。他の艦のアシストに回ったことも考えると、艦隊の勝利に最高レベルの貢献をしてきたと言っても過言ではないでしょう。

北上の行状

戦力としての北上さんが非常に頼もしい、ということは以上の記述でお分かりと思います。以降は、史実での巡洋艦・北上のことを絡めつつ、普段の彼女について書いていきましょう。

普段の北上はのんびりマイペース

史実においても北上は、軽巡洋艦から重雷装巡洋艦に改造され、艦隊決戦の切り札として嘱望されていたようですが、時代が航空戦主体になったため、実戦で活躍することはなかったようです。

その後、大きな損傷を受けたのを契機に輸送艦へと改造されました。後の経緯を見るに、戦闘艦としての北上の艦歴はほぼ終わったと言っていいでしょう。

そんな感じで諸々の事情に振り回されて艦種が変転していったのが史実での北上ということになります。その反動かどうか、艦娘としての彼女は非常に気だるげでマイペース。とても戦闘で超火力を叩き出すようには思えない感じです。

史実では部下のような存在だった駆逐艦たちを「ウザい」と言い放つなど、辛辣な面もある…かと思いきや、当の駆逐艦や海防艦からは懐かれている様子。見えないところでは面倒見がいいんじゃないかな、と思います。

印象的な台詞

そんな北上の名台詞は色々とあります。例えば、夜戦突入時の「ギッタギッタにしてあげましょうかね!」というジャイアニズム溢れる文句なんかも捨てがたいのですが、ここではやはり、以下の台詞を挙げたくなります。
提督、お願いがあるんだけどさ……あの武器だけはやっぱ載せないでよね……頼んだよ!(母港放置時→「改」ケッコン後)
元は母港で放置した状態で聴かれる台詞でしたが、いつだったかのアップデートで差し替えられ、現在は「改」でケッコンカッコカリ状態でないと聴けないらしいです(私は吹雪単婚なので、wikiでしか確認できていません)。

いつも飄々とした彼女に似つかわしくない、切実な語調なのは、「あの武器」について語っているからだ、という解釈が提督の間では定説となっています。「あの武器」とは何でしょう。

実は、史実で輸送艦となった北上には、その後にも改造された経歴があります。最終的には戦後に工作艦となるのですが、それ以前、戦争末期の北上は、回天母艦なる艦種だったと伝えられます。

それはつまり、人間魚雷――特効兵器である「回天」を搭載した艦だったということです。結局、終戦のために北上が回天を発射することはありませんでしたが、この史実が、艦娘・北上の心に傷痕を残していることは疑いありません。

逆に言えば、戦うために生まれた軍艦の意思を引き継ぎながら、搭乗者の死が確定した兵器を厭う程度には、艦娘としての彼女は普通の女の子だということです。私はこの神妙な台詞を聴いて、それまでより彼女をずっと身近に感じられるようになった気がします。

北上さんについての二次創作やフィギュアをチェック

火力・マイペースな性格・史実での傷痕と、重雷装さながら要素満載の北上さんなので、二次創作やフィギュアについても盛り上がりを見せています。その辺りについても言及していきましょう。

雷撃に覚醒するさなか

二次創作イラストについては、大井っちとコンビになっているものが多く、北上さま単体を描いたものは比較的少ないようです(それでも結構な量ではありますが)。

そんな中で私の心を捉えたのは、以下のイラストでした。「スーパーとノーマルの間ぐらい様」というタイトルから、無印と「改」の間くらいの練度の彼女、ということなのでしょう。

武骨な艤装の厳めしさ、北上のいたずらっぽい表情と太ももの眩しさが調和した、作品だと思います。モノクロームであることが、逆にそれらの魅力を強調していると言えるでしょう。

 
その他にも、「おおいときたかみ」という、非常に泣けてしまう二次創作漫画がかつてありました。が、現在はネット上で見られないようです。また見つけることができたら言及します。

フィギュアは6種を確認

北上さんはフィギュアも豊作で、とりあえず6種ほどあるのを確認しています。「改二」を含む格好いいのもナイスですし、とぼけた味のディフォルメもいい感じです。

ガレージキットも含め、まだありそうな感触ではありますが。とりあえず今はこんなところで。

以下、妄想

艦娘=生身の少女を素体として、艦の魂が艤装となって組み合わさったものという理解の私は、北上の実家は、東北地方の結構な山の中(それこそ北上川の近く)にあると勝手と思っています。艦娘になる前は、そこで祖母と二人暮らしだった、みたいな。

北上さんは、食事のことを「メシ」と呼ぶような、ときどき女子力低めな言語感覚を有しています。その辺りも、このお婆さんの影響なんじゃないか、という感じです。

それで、いつぞやのイベントでの本土奇襲の際、鎮守府(泊地)は壊滅同然まで追い込まれ、難を逃れた艦隊の面々は北上さんの実家にご厄介になりつつ反撃の機会をうかがっていた、とか。なんだか劇場版パトレイバーのようですね^^;

切り札の恍惚と不安を胸に

先述の通り、2013年から現在まで、北上の戦力は一線級であり続けています。それはすなわち、きっとこの先も、彼女の力に頼る状況は起こり得るだろう、ということです。

マイペースではありますが、彼女もまた普通の女子だと私は思っています。切り札として投入されるのは誇らしく、同時にプレッシャーだってあるでしょう。そんな彼女も他の艦娘たちと同じように、少しは安心して頼れるような、そんな提督でありたいと思います。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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