七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順にこじゃんと紹介する私製艦娘型録、No.028は睦月型駆逐艦10番艦、三日月さんです。睦月型としては、長月、如月、望月、皐月に続いて5人目に着任ということになりますね。
画像は例のごとく、今日現在の三日月の様子です。「10cm連装高角砲」2基と「ドラム缶(輸送用)」という、遠征に従事する駆逐艦の標準的な装備ですね。「改二」が実装されていない睦月型は大体こんな感じです。
2020年5月20日のアップデートにて、「改」の状態で「大発動艇」系統が搭載可能となり、より「遠征」での活躍が見込まれるように。しかもレベル20で大発が載るのは現状、彼女だけです。「特二式内火艇」こそ乗りませんが、対陸戦闘にも対応できなくもないでしょう。
真面目で丁寧な10番艦
三日月は口調も丁寧で、真面目な印象をまず受けた艦娘でした。性格的に近く、着任時期が近かったこともあって、当初しばらく初霜と区別がつき難かったことを告白します^^;
それでも、そのうちにそれぞれの個性が分かってきました。いずれも丁寧で真面目な印象の艦娘ですが、初霜が少し天然系なのに対し、何気に負けん気が強いのが三日月です。
また、初霜は秘めたる自信を持っているタイプなのに対し、三日月は自己評価が低めというのも1つの相違点でしょう。幸運艦だった初霜と、座礁して放棄された三日月という史実での経歴が反映されているのだと思います。
コロネハイカラでの活躍
能力的には、三日月は平均的。そのため「改」となっても、遠征に行って貰うことが主たる仕事となっていました。
しかし、2015年の秋イベント「突入!海上輸送作戦」のE-2「コロネハイカラ沖海戦」では、彼女の活躍が見られることに。というのも、同海域のルート固定艦として三日月が挙げられていたためです。
『艦これ』の特にイベント海域では、編成に加えている艦によって、進撃して進んでいくルートが決定されることがままあります。この時は、そういう艦の1人に三日月が該当した、ということですね。
既に「改」となり、練度もそこそこに上がっていた三日月は、このとき存分に活躍してくれました。「ここは三日月に任せて、駆逐艦の誇り、お見せします!」との台詞通り、実に頼もしかったです。
改二で本領?輸送任務
上述の「コロネハイカラ」というのは、史実において駆逐艦・三日月が参加した「コロンバンガラ島沖海戦」が元ネタと思われますが、そうした海戦に加え、三日月が多く参加した作戦に強行輸送作戦が挙げられます。
この強行輸送の別名が「鼠輸送」ということで、つまり三日月は輸送作戦のエキスパートだったと言えるでしょう。実際、駆逐艦・三日月は改装によって増設機銃や「大発動艇」を搭載したらしいですし。
こうした史実から、三日月改二が来るとすれば、「対空」が向上し大発系統が搭載可能になるだろうと予想します。予想なので外れる可能性ももちろんありますが(大発は、2020年5月20日のメンテで「改」の状態で搭載可能になりましたし)、ともあれ実装が楽しみです。
三日月の情態
三日月の性格と能力について、ここまでで基本的なところは押さえたかと思います。台詞などから、もう少し突っ込んでみましょう。
望月との関係
史実における三日月には、鳳翔や瑞鳳といった軽空母をエスコートした三航戦所属時代のエピソードもあります。ただ、今のところ『艦これ』ゲーム内では、そういった動きは見られないですね。
一方で、同じ睦月型である望月のことを「もっち」と呼んで親しげな様子が、三日月の台詞から伺えます。10番艦と11番艦なので、姉妹艦の中でも身近なのかも。史実でも、三日月が斃れる直前に第三十駆逐隊に加入したために同僚だったようですしね。
あるいは「三日月」と「望月(満月)」で月齢繋がり…とかかもしれません。睦月型は陰暦の旧称が多いですが、三日月から先は月齢をモチーフにしているんですよね。
そんな風に理由は複数考えられますが、ともかく三日月は望月の世話をよく焼いているようです。性格的に真逆ですが、補い合って良いコンビになっている気もします。
印象的な台詞
上記の望月がらみの台詞も良いのですが、印象に残った台詞としては、以下を挙げておきましょう。初夏の頃に聴かれたものです。
司令官、大変! 夏が近づいてきてしまいました! 三日月、用心して参ります!(母港【初夏】)
なぜ「大変!」と慌てた感じなのか。大方お分かりと思いますが、駆逐艦・三日月が座礁し、やがて放棄されるに至ったのは、1943年7月27日のこと。
それが分かっているから彼女は「用心」するんでしょう。三日月の生真面目さが微笑ましくも、最期の時を覚えているという点で、少しほろ苦い台詞だと思います。
三日月の二次創作やフィギュア類は
恒例となりました、『艦これ』のゲーム外での三日月についても気になります。順に見ていきましょう。
月に歌う
三日月の二次創作としては、以下の動画を挙げたいと思います。絢香さんの「三日月」を歌う三日月、という動画です。「君がいない夜だって そう no more cry」というフレーズに、三日月の提督への思慕が重なって沁みる作品だと思います。
また、ただの“歌わせた動画”というだけでなく、終盤にはもうひと仕掛けあるところもまたナイス。広報活動の一環、なんですかね。
実は、上と甲乙つけがたい名品として、史実での三日月と艦娘としての彼女を絡めたショート漫画がありました。確か「三日月の上の三日月」というタイトルだったかと思いますが、かなり前(2015年くらい?)の作品です。
久々に見たいと思って探したのですが、いま公開されていないようですので、ここでは名前だけ示しておきます。いつか再発見したら載せるかもしれません。
三日月のフィギュア関連は…いまのところ無い!?
次に三日月のフィギュアを…と思ったのですが、現状では、三日月にはフィギュアはおろかキーホルダーなどの物品が1つも無いようです。
そんな馬鹿な…。状況の好転を祈るとともに、せめて彼女も付けている睦月型ピンズを貼っておきます。ただこのピンズも、三日月のものとは左右が逆なんですよね(三日月…月齢3前後の月としては、このピンズの方が正しい筈ですが)。
以下、妄想
しばしば「エスコート」という言葉を使う三日月ですが、それは先述の通り、空母の護衛役を担当したことによるのでしょう。そんな彼女に対しては、ここは逆にエスコートしてあげるのも良いのではないでしょうか。
どこに行きましょうか。やっぱり名前的に、三日月の綺麗な夜にディナーなんかいいでしょうかね。チョコケーキを作ってくれる三日月だけに、美味しい料理は彼女の興味を引きそうです。
ゆっくりいけばいい
コロンバンガラでの戦いの他、今のところ三日月には目立って活躍する場が多くあるとは言えない状況かと思います。しかし、そんなことで腐る彼女でもないでしょう。
「ゆっくりいきましょう、それでいいんです」。放置時の台詞で、そう言う彼女なら、ゆっくりたゆまず、日々の成果を積み上げていけることでしょう。それを見守り続けることが、提督として肝要なことだと思います。
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