【艦これ】暁…私製艦娘型録030

2020年5月8日金曜日

艦これ 私製艦娘型録

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暁改二

七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順にどんどこ紹介する私製艦娘型録、No.030となりました。本日は暁型駆逐艦1番艦の、暁(あかつき)さんです。昨日、No.29として雷について書きましたが、立て続けに暁が着任した形になりますね。これで暁型4人はコンプリートということになりました。

画像は、いつもの通り本日現在の暁。既に「改二」が実装されていますが、装備は雷や電と同じですね。難関海域に出撃する際は上位の砲に換装し、増設を含む残りスロットも、電探や機銃、見張り員などで固めます。

あだ名は“レディ”

他の多くの駆逐艦の例に漏れず、暁もまた、「」までは平均レベルな戦力にとどまります(それでも、夜戦や対潜など駆逐艦が有用な場面は多いのですが)。

しかし、性格面ではユニークと言っていいでしょう。台詞などから、どう捉えても“お子様”なことばかりしているのに、彼女の自己認識は“レディ”。大人の淑女だと言っているのです。

このことから、背伸びしている子どもを見ているような微笑ましさを、特に熟年提督たちは感じることでしょう。

第六駆逐隊、集結

彼女の人気は、上に述べたような“レディ”ぶりだけでなく、暁、響、雷、電の4人で構成する第六駆逐隊の一員であることにもよっているでしょう。

暁が艦隊に加わったことで、「「第六駆逐隊」を編成せよ!」を始めとする六駆関連任務を遂行することも可能となり、同時に彼女ら4人で1つのチームなんだ、ということを認識できたと記憶しています。

ソロモンの戦いに終止符を

そのまま、しばらくは六駆のメンバーなどで遠征に行って貰う日々が過ぎました。しかし、2015年5月29日に暁に「改二」が実装されると、状況は少し変わります。

暁改二の能力は、「火力」や「雷装」の強化にウェイトが置かれたもの。つまり、装甲が固いイベント海域のボスなどと戦う際に、彼女は有効な選択肢となった、と言うことができます。

そんな彼女の力が存分に発揮されたのが、まだ記憶に新しい2020年の冬イベント「進撃!第二次作戦「南方作戦」」の、E-6「激闘!第三次ソロモン海戦」。この海域のモチーフとなった史実での活躍から、暁には強力な特効が付与されていました。

この海域のラストダンス(ボスを最終的に打倒し、ゲージを破壊する戦い)に参加した暁は、土壇場の夜戦にて魚雷カットインを発動させて「防空巡棲姫-壊」の装甲を抜き、これを打倒。まさに史実を再現するかのような戦いぶりで、見事に海域突破の立役者を務めてくれました。

このラストダンスですが、撮っていた動画を見返すと、基地航空隊や支援も振るわず、比叡や霧島は早々に大破させられ、友軍艦隊も今ひとつという、ひどい内容。

そんな中、暁の魚雷カットインがほぼ唯一のボスへの痛打だったという状況に、私は非常に感動しました。絶望的な戦いの中で希望を失わない、暁の心の強さを見た気がします。

暁の実情

暁の基本的な性格や、私の艦隊での戦いぶりは以上の通りです。ここからは、更に史実をひもとくなどして、彼女の実情に迫ろうと思います。

そのとき既に“レディ”だった

史実における第三次ソロモン海戦第一夜戦では、駆逐艦・暁がアメリカの軽巡洋艦アトランタに対して探照灯を照射、乱戦が始まったとされています。それが、上で述べた2020年の冬イベントのモチーフになっているわけですね。

この、探照灯を照射するというのは、敵艦を感知し狙いやすくするために行うのでしょうが、一方で、照射する側もまた目立つということになります。つまり、己を捨てて僚艦が敵を倒すことを期待するという、多分に自己犠牲な行動と言えるでしょう。

ところで、これは私の持論ですが、紳士(=ジェントルマン)とか、淑女(=レディ)というのは、単に物腰が洗練されていて社交に長けているというだけでなく、いざという時に、大切なもののために命をかけられるかという、人間としての値打ちを含んでいるんじゃないかと思うのです。

そんな持論に照らして言えば、自分が狙われることを承知で探照灯を照射し、結局そのために沈んでいった駆逐艦・暁の行動は、確かに紳士淑女のものでした。その意思を継承する艦娘・暁もまた、性根の部分では既に立派な“レディ”に違いないんだと思います。

印象的な台詞

上で述べたような壮烈な戦歴をうかがい知ることのできる暁の台詞として、以下のものを挙げておきましょう。大きなダメージを負った際に「入渠」させようとすると聴くことができます。
激しい戦闘ばかりに駆り出されて、困っちゃうわ。(中破以上入渠時)
 普段「ぷんすか」とか「わくわく」とか言っているので、つい忘れそうになりますが、彼女は紛れもなく激戦を潜り抜けてきた艦の一角。そのことを再認識させてくれる台詞だと思います。

暁に関する二次創作やフィギュアなど

例によって、『艦これ』のゲーム外での暁についても見ていきます。二次創作にせよフィギュアにせよ、どちらも結構な数があるようです。

緊迫した戦いの中で

二次創作においては、第六駆逐隊絡みのかわいいものも多いですが、その史実から、割と格好いい戦いの様子も描かれているのが暁の特徴でしょう。

私のいち押しは、以下のイラストまとめの中にあります。一番最初に置かれている作品ですね。



まるで映画の一コマのような臨場感。探照灯の光に降りしきる雨、防楯に飛び散る着弾の火花やマズルフラッシュと、光の乱舞が激戦を物語ります。

夜戦の真っ只中、なかなか沈まない敵への恐れを示す字幕台詞もいい感じです。涙を浮かべつつ、それでも逃げずに戦い続けようとする辺りに、暁らしさを感じます。

暁のフィギュアは4種ほどある

暁のフィギュアについては、商業ベースでは今のところ4種ほど世に出ているようです。立体化の企画としてはオーソドックスなものですが(限定グラフィックの類が無いですし)、いずれもかわいいですね。

このうち「ミクロマンアーツ」については終売なのか、現在Amazonでは取扱いが停止されているっぽいですが、いちおう資料的な意味で載せておきます。

以下、妄想

暁の時報を聴いていると、彼女は「豪華なランチ」を喜ぶものの、お子様ランチ仕様であることに怒っているようです(でもそのあと、ランチに立っていた旗で遊んでいるような…^^;)。どうも「お子様~~」の類に過剰に反応するようですね。

それならば、池袋の「グリル丸の内亭」にでも連れていって、「大人のお子様ランチ」(そういう名前のメニューが実在するんです)をオーダーしたらどんな反応をするか、確かめてみたいですね。混乱して頭から湯気が出るかもしれませんけど^^;

池袋にはサンシャイン水族館もあるし、ハンズなんかもあるし、パフェの美味しい喫茶店もあるしで、暁のような娘を連れていくには丁度いい気がします。…完全に小さな子を連れていく感じの想定になってますが。

あの日の敵は、今日の友

長女として、暁型(第六駆逐隊)のまとめ役という役割が主だった暁ですが、先般のイベントで新たな友人を迎えることとなりました。他でもない、史実においてはソロモンで対決した、アメリカの防空軽巡Atlantaです。

今のところ、暁や夕立からの親愛の情にAtlantaがやや引き気味に応じるという形ではありますが、「火力」や「雷装」が高い代わりに「対空」が弱めな暁改二を、かつて敵だったAtlantaの対空射撃が補うというのは、なかなか熱い展開かと。

そんな風に、史実で戦いあった艦たちが、今は共闘し、仲良く日々を過ごしているというのは『艦これ』の本質にかかわる要素だと思います。これからの展開に注視しつつ、彼女たちのような新しい友情を見守っていたいです。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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