七草です。我が艦隊の艦娘を、着任順にしこたま紹介する私製艦娘型録、No.027は暁型駆逐艦の4番艦、電さんです。暁型としては、響(ヴェールヌイ)に続いて2艦目の着任となりました。
上掲の画像は、いつもの通り本日現在の電の様子。「12.7cm連装砲B型改二」と「10cm連装高角砲」の混載で、残りは遠征時はドラム缶、戦闘では電探などですね。
「12.7cm連装砲A型改三(戦時改修)+高射装置」「12.7cm連装砲B型改四(戦時改修)+高射装置」など、もう少し強い砲を標準装備させてあげたいのですが、手が回っていません^^; 一応、「B型改二」でも暁型には「対空+1」のボーナスが付きます。もちろん難関海域には、より強力な装備を搭載して出撃してもらってます。
“最初の5人”の一角
駆逐艦としての能力的には、電は平均的と言わざるを得ません。「改二」もまだ実装されていませんし。しかし一方で、物語としての『艦これ』を考える時には、中心的な役割を担っている艦娘の1人とも言えるでしょう。
一つには、彼女は、吹雪たちと並び、ゲーム開始時に1人だけ選ぶことができる初期艦娘の一角だということがあります。電が着任した時点では、吹雪、漣(さざなみ)が既に居ましたので、これで“最初の5人”のうち3人までと邂逅できたということに。
特に「初期艦を集めろ」などという任務は無かったように記憶していますが、それでも「やった」という気持ちになったのを覚えています。
ちなみに、私は吹雪を選びましたが、提督全体での初期艦選択率としては電が1位とのこと。そういう意味では偉大な艦娘です。
第六駆逐隊のマスコット枠
さらに電には、もう一つ目立った役割もあったりします。それは、『艦これ』開始当初から人気を集めている「第六駆逐隊」の構成艦だということです。暁・響・雷・電で構成される第六駆逐隊(=暁型駆逐艦)の、艦の番号順で言えば彼女は末妹ということになり、性格面も相まってのマスコット役だと言えるでしょう。もっとも、第六駆逐隊は全員マスコット的ではありますが。
とはいえ、第六駆逐隊も戦闘部隊です。史実では第三次ソロモン海戦の大乱戦などに参加していますし、『艦これ』でも第六駆逐隊の戦いをモチーフとした任務が複数存在します。特に『艦これ』のシステム一新前、第1期における「海上突入部隊、進発せよ!」任務の完遂は至難の業でした…。
改二が待たれる
以上のように役どころ満載な電だけに、「改二」を待望する声がずっと上がり続けています。実装された「改二」の数もだいぶ増えてきましたし、そろそろ…と、私も期待することしきりです。電の性格分析
ここまで、主に電の『艦これ』での役どころや、能力と史実での戦いぶりについて述べてきました。性格的には丁寧で穏やかな彼女ですが、それ以外にはどんな性格的な要素を持っていると言えるでしょうか。こちらも、史実と絡めつつ書いてみたいと思います。優しさとそそっかしさと
丁寧で穏やかというのが艦娘としての電の性格と書きましたが、史実における駆逐艦・電の経歴を見ると、見出しのような言葉が浮かびます。前者の「優しさ」については、例えば昭和三陸地震の大津波に際して被災者たちを救援したり、開戦後に敵艦の乗組員を救援したりしたことが挙げられます。
後者の「そそっかしさ」については、既に深雪の時に少し触れましたが、僚艦と衝突することが一度ならずあった、ということから言えるでしょう。
そんな史実でのエピソードが、艦娘としての電の性格にも反映されているのだと思います。実艦での衝突はちょっと洒落になりませんが、艦娘となった身で人にぶつかり易いくらいなら、まぁ微笑ましいと言えなくもなさそうです。
印象的な台詞
電が口にする台詞の中で、私にとって印象的なのは、やはり以下のものでしょう。「沈んだ敵も、出来れば助けたい」と言う彼女らしい、平穏のかけがえのなさを知る者の台詞だと思います。こうやって、何もない平和な時間も、とっても好きなのです。(母港放置時)『艦これ』は戦闘がなければ成り立たないゲームではありますが、その戦闘の悲惨さを身をもって知った艦娘たちを、そこから解放することを目指すようなところがあります。その矛盾が、例の「謎の魅力」の1つなのかもしれません。電のこの台詞には、そうした矛盾が凝縮されているようにも思えます。
電に関する二次創作やフィギュア類
衰えない人気を誇る第六駆逐隊の一員にして、選択率1位の初期艦でもある電を愛でる人は多くいることでしょう。それを裏付けるように、彼女に関する二次創作やフィギュアも多数に及びます。それらについて触れておきましょう。おっかなびっくりな女神
二次創作はそれこそ枚挙に暇がないほど制作されていますが、そのうちの1つとして、私はこちらのイラストを挙げます。気弱そうな電の、勇気を振り絞る表情はもちろんのこと、作者の今野さんの『艦これ』での体験をもとに描かれたらしい点も私好みで高ポイントです。初期艦としての電を描いた作品も多い中、こういう電もいいな、と思ったので選ばせて頂きました。遅れて参入した電のレベルを上げるために即席の旗艦にしたら、難航していた三つめのエリアをストレートで突破できた。とんだ女神を拾ったかもしれない #艦これ pic.twitter.com/ogOjCdHfaK— 今野隼史 KONNO Takashi (@frontierpub) May 19, 2014
フィギュアは7種ほどの充実ぶり
電のフィギュアについては、ひとまず7種類ほどあるのを確認しています。さすがの人気と言うべきでしょうか。これら以外にも、ガレージキットなども幾つか目にしていますので、興味のある方は探してみると幸せかもしれません。
以下、妄想
『艦これ』開始直後、初期艦を選択する時の電の説明文には「長身で素敵な女性を目指して、毎朝牛乳を飲んでいる」とあります。これは結構な牛乳フリークと言うべきでしょう(まぁ本人は背を伸ばすのが主たる目的みたいですが…)。牛乳なら私も大好きなので、ここは各地の牛乳をお取り寄せして、毎日いろいろな種類のものを一緒に飲む、なんて楽しそうです。
私はとにかく濃い牛乳が好みですが、泣く子も黙る「乳脂肪分5.0」で知られる「蒜山ジャージー牛乳プレミアム」とか、電は気に入ってくれるでしょうか…。
戦いが終わる、その日まで
台詞のところでも少し触れましたが、電を見ていると、いつか戦いが無くなり、艦娘としての役割を終え、元の「娘」として生きていくというのが、彼女達にとっての本当の幸せという気もします。ただ、それは今すぐの話ではないのでしょう。そもそも、戦いが終わる時って『艦これ』が終わる時ですし。
しかし、取材に応える田中プロデューサーの言葉など読んでいると、もう視野には入れておられるようでもありますね。いつになるにせよ、この戦いが終わる時まで、電と艦娘たちを見守り続けようと、『艦これ』7周年を超えて気持ちを新たにする所存です。
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