【艦これ】響/ヴェールヌイ(Верный)…私製艦娘型録008

2020年4月15日水曜日

艦これ 私製艦娘型録

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確定申告なんて嫌いだ;_;。七草です。

さて、我が艦隊の私製艦娘型録、No.008は暁型駆逐艦の2番艦、(ひびき)さんです。彼女の改二に当たる名前がヴェールヌイВерный)なので、そちらも併せて紹介する形になります。

上の画像は、七草艦隊ではヴェールヌイとなっている彼女の今日現在の様子。今ちょうど遠征に出てもらっており、帰ってきたところを一枚撮らせて頂きました。

彼女は、駆逐艦では改二の幾人かだけである、遠征で貰える資源が増える大発動艇系の兵装が装備可能な艦の一角。なので、こうして特大発か大発とドラム缶を持って、長距離の遠征に出てもらうことが多いです。

また、「装甲」を加算できるバルジを載せることができるのも特徴ですね。幾度も損傷を受けながらも立ち直って戦場に出たという史実に沿った継戦能力の高さから、最近のイベントでも出番は多かったりもします。

“生存艦”がはじめて着任

七草艦隊8人目の艦娘となった響(ヴェールヌイ)ですが、彼女はこれまでの艦と決定的に違う点がありました。それは、史実において駆逐艦・響は、1945年の終戦以降も生き延び、賠償艦としてソ連に引き渡されたという経緯がある、という点です。

彼女の改二相当である「ヴェールヌイ(Верный)」とは、ソ連に引き渡されて以後の彼女の名前。その意味は「信頼」を意味すると言われます。

改二のために急速錬成

この「ヴェールヌイ」、実は『艦これ』においては、駆逐艦で初めて実装された改二でもあったりします。実装は2013/9/11で、七草が着任する直前ということになります。

まだ着任直後の七草は、この情報に触れ、「まずは響を改二にするのが以後の得策か」と判断。旗艦に彼女を多用することで、改造可能レベルである70まで急速な錬成に励んだことを記憶しています。

鉄底海峡を戦い抜く

結果として、この急速錬成は後の七草艦隊を大いに助けることとなりました。語り草となった2013年秋イベント「決戦!鉄底海峡を抜けて!」のE-4。「アイアンボトムサウンド」という呼称からして禍々しいこの海域を、着任して間もなかった七草艦隊が突破できた一因は、間違いなく彼女の活躍にあったと言えるでしょう。

当時は記録をとるという発想が無かったので、明確には言えないのですが。夜戦の地獄をくぐり抜け、海域ボスである飛行場姫に最後の一撃を魚雷カットインで叩き込んだのは、彼女か、後に紹介する幸運艦・雪風のいずれかだったと思います(どっちにしてもヴェールヌイが最終メンバーであったことは間違いないです)。

もちろん試行回数は大変なことになり、彼女を含む主力艦隊には相当なストレスをかけたはずです。イベント後、資源を使い果たしたということもありますが、しばらく彼女たちには休んでもらいました。

響(ヴェールヌイ)という艦娘

以上のように序盤の七草艦隊の立役者でもある響(ヴェールヌイ)ですが、彼女の容姿や言動からうかがい知れる性格について、もう少し深掘りしてみましょう。色々な情報を踏まえると、彼女の二面性が見えてくる気がします。

凍土を思わせるクールさ

ご覧になればわかるように、彼女の外見的特徴は、雪のような銀髪と、アイスブルーの瞳。ソ連に引き渡されたという史実から、艦娘としての彼女も日本人離れした容姿になったのでしょう。

響もヴェールヌイも一貫して、基本的な性格はずばりクール。響には暁(あかつき)・雷(いかずち)・電(いなずま)という姉妹艦が存在しますが、史実においてはその姉妹を次々と亡くし、さらに北の異国にひとり貰われていく…という経緯を考えれば、そうした性格になっても何も不思議はないでしょう。

それでも、彼女は冷酷というわけではありません。第1艦隊の1枠目に編成すると、“秘書艦”として、司令官である提督の世話を焼く彼女の言葉を聞くことができます。哀しい過去を持ちつつも優しさを見せてくれる、そういう強さを持っているのだと思います。

実はフリーダムなんじゃないか疑惑

クールで控え目な印象の彼女ですが、一方でそれと相反する性格描写がされることもあります。一部の二次創作でもマイペースで自由な様子が描かれていますし、アニメ『艦隊これくしょん-艦これ-』では、姉の暁をいじるような言動をしたり、カレーを作る話で鍋を被る姿を見せたりしてくれました。

加えて、2017年5月4日からのイベントにて実装されたロシア/ソビエト艦であるガングートが登場して以来、ソ連繋がりということで、ガングートとヴェールヌイ(と、後に加入するタシュケント)がギャグタッチで描かれる二次創作も多く見れるようになりました。

響(ヴェールヌイ)の二次創作やフィギュア類

クールかつフリーダムという響(ヴェールヌイ)の二面性は、もちろんゲーム外の創作にも影響を与えているように思います。その辺りをまとめてみます。

戦後日本を静かに見守る姿

戦争を生き残り、その後に辿った運命もドラマティックな艦だけあって、二次創作では響(ヴェールヌイ)の扱いが大きいものはかなり存在します。しかも名作が多く、1つ挙げるのは至難の業(必ずしも響が単独で主人公というわけでもないですし)なのですが…ここでは響を主役とした下記の動画を紹介しておきましょう。

1945年から70年が経った2015年を舞台とした作品です。特に何か物語があるわけではありませんが、それはこの動画の外側にあると言うべきかと。街に佇む響の、しっとりとした哀切さが描き出された名作だと思います。

フィギュア系はなかなかの充実

二次創作と同様、フィギュアも結構な数が出ています。オーソドックスなものから、鍋をかぶった姿を再現するものやディフォルメされたものなどバラエティも豊か。とりあえず目についたものをまとめておきます。

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以下、妄想

時報の台詞を聴いていると、ピロシキやボルシチなど、彼女はロシア料理の腕も結構なもののようです。七草は割とグルジアワインが好きですが、そんなのを注いだ杯を傾けつつ、彼女のディナーを食べてみたいと思います。

史実における彼女には、心落ち着く時が長らく来なかったのではないか、と感じます。そんな彼女には、今は静かな夜が相応しいのではないでしょうか。

姉妹たちと一緒に

ヴェールヌイとしての史実の最後は、1970年代に標的艦として海軍航空隊によって改没処分されたといいます。ひとり異国の海で生涯を終えた艦の魂を持つ彼女には、姉妹や仲間たちと、ずっと一緒に過ごして欲しいです。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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