【艦これ】曙…私製艦娘型録009

2020年4月16日木曜日

艦これ 私製艦娘型録

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七草です。我が艦隊の艦娘を着任順で執拗にご紹介する私製艦娘型録、No.009は綾波型駆逐艦の8番艦、さんです。先日ご紹介した漣の、1つ上の姉に当たる艦娘ですね。

画像は例のごとく、本日ただいまの曙の様子。綾波型の標準装備(あくまで七草艦隊の中での話ですが)である「12.7cm連装砲B型改二」と「10cm連装高角砲」の混載です。空きスロットは遠征ならドラム缶、出撃なら電探や魚雷といった感じが多いですね。イベント中などで出撃する際には、さらに強力な砲などに持ち替えてもらいます。

そろそろお気づきの方もおられるかもしれませんが、七草艦隊所属艦娘の練度は概ね90以上です。駆逐艦としては平均で95前後かな、と(最近着任した中にはまだ錬成途中の艦もいますが)。

ツンツン艦娘の着任

艦娘としての曙の特徴として第一に挙げられるのは、やはりそのつんけんした台詞でしょう。多くの艦娘は、提督に対して概ね好意的な言葉をかけてくれますが、その中でもツンツン勢が存在し(主観にもよりますが、2020年4月現在、4人~6人くらい?)、彼女はその一員と言えます。

いきなり「クソ提督」と罵られる

ツンツン勢と一口に言っても、細かく性格は違ってくるわけですが、曙の場合はストレートに提督を罵倒します。邂逅時から、司令官に対して「クソ提督」呼ばわりし、その後も基本的に「クソ提督」の呼称を用いています。もちろん、それ以外の悪態も散見され、「口が悪いなぁ」と閉口する人も多そうです。

しばらくは遠征が中心に

そういう態度もあり、七草艦隊では、曙はしばらく遠征中心に出てもらうスタイルとなっていた、というのが偽らざるところです。一度に錬成できる人数も限られており、そろそろ充実してきた艦娘たちの中で、優先順位が低かったことは否定できません。

ただ、それでも引っ掛かるところはありました。たまに秘書艦(第一艦隊の1枠に編成すると母港画面に登場してくる)をやってもらっている時、「気に入らないなら外せば?」とか「一人だと清々するわ」とか、やけっぱちというか、自己否定というか、そんな言葉を呟くのが気になっていたのです。

不機嫌な彼女の素性

口が悪く、ひねくれた考えの彼女には、やはり、そうなった理由がありました。私は、艦娘とは史実上の艦の魂を受け継ぐ者と理解しています。そうであれば、艦としての経歴を反映した存在に違いありません。

実艦としての駆逐艦・曙の経歴については、詳しいサイトが幾つもあるので、ここで詳らかにはしません。ただ、一言で言うと、煮え湯を飲まされ続けたということになるのではないでしょうか。

花束に込められた感情

無茶ぶりされ、理不尽を味わわされ、そして沈んだ艦としての彼女は、ともすれば『艦これ』の敵役である深海棲艦に近い心情すら抱いていたのかもしれません。自分に無理を強いて、不条理なまでの責を負わせた上層部は、彼女にとって「クソ」以外の何ものでもないのでしょう。

それを知って、私は少し反省しました。同時に、艦娘の言動の背景には、辿ってきた艦歴があるのだと改めて感じました。

同様の提督も多かったのでしょう、口の悪さにもかかわらず、曙は姉妹で構成される第七駆逐隊の面々とともに、次第に人気になっていったように思います。年末の大掃除に励む姿を皮切りに、四季折々の期間限定グラフィックや秋刀魚焼きに立ち働く姿も実装済みです。

最近、彼女に実装された花束を持つグラフィックですが、彼女の持つ7本の花について考察が進められています。それらを総合すると、花の種類はマーガレットとピンクのバラで、花言葉としては前者は「真実の愛」「秘密の恋」「信頼」、後者は「愛の誓い」とのこと。持っている本数にも「愛する」との意味があるようで、それが秘めたる彼女の胸の内ではないか、とか。確証はありませんが、曙の好意が表されているようです。

印象的な台詞

そんな曙の台詞で、私の印象に残っているのはやはりこの台詞でしょう。戦闘に勝利すると、その戦闘で最も活躍した艦娘にMVPが贈られますが、曙が選ばれた際の台詞です。
大勝利よ! 私に十分感謝しなさい、このクソ提督!(勝利MVP獲得時)
字面だけでは分からないのですが、この時の「クソ提督」に表れている感情は明らかに“喜び”でしょう。かつて沈んでしまった記憶を持つ、他の多くの艦娘もそうですが、とりわけ彼女には、もっと成功体験が必要だと感じます。

曙の二次創作やフィギュアなど

さて、ゲーム外の彼女はどんな風に描き出されているのでしょうか。二次創作で印象的なものや、フィギュアなどの展開をまとめておきます。

戦いの果てを描く

公式の『艦これ』ライトノベル『陽炎、抜錨します!』の、「それって最高」という台詞に代表される活躍ぶりなども七草は大好きなのですが、ここでは2017年の夏イベント終了間際に発表された、以下のイラストを載せておきます。
2017年夏のイベント「西方再打通!欧州救援作戦」の最終海域となったE-7「北大西洋海域」は、姫級(すごく強い)の深海棲艦が跋扈する道中に加え、ボスの欧州棲姫は超火力に超装甲と、難関が常の『艦これ』イベントでも指折りの激戦海域でした。

そんな海域に挑み、激戦の末に勝利を勝ち取った曙とすぐ下の妹・潮(うしお)を描いたこのイラストは、当時の数多くの艦娘と提督の心境を代弁するものに他ならなかったでしょう。作者の才口オトウフさんは曙たち第七駆逐隊がお好きのようで、上掲を始めイラストを多数描かれています。

フィギュアは水着のものが2点ほど

フィギュアについても改めて調べました。今のところメジャーなものとしては、以下の2点のようですね。いずれも水着姿のもので、いつもの恰好のものは無い様子。1つくらいは通常グラのものがあってもいいと思うのですが…やはり改二が待たれるところでしょうか。

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以下、妄想

艦として戦っていた時の彼女は、栄誉に浴すことなど殆どなかったと推察されます。なので艦娘としては、なした成果に沿った評価をきちんとしてあげたいところです。

また、期間限定の台詞などを聴いていると、釣りには中々に造詣が深い様子。出撃がない時などは、一緒に母港の岸辺にでも座って、釣りができたらと思います。私は釣りは全然なんですが、次々釣っていく曙を横で見ているだけでも楽しそうです。

クソ提督呼ばわりも悪くない

曙のことを深く知れば、クソ提督呼ばわりも悪くないと思えます。初対面の艦娘に罵られても安易に処断せず、その背後にある事情を慮るくらいの度量は、提督に求められる素養というものでしょう。私自身の反省も込めて、そう思います。

それは、もしかしないでも人間関係全般に言えることかもしれませんし。結果的にそれを教えてくれた曙には感謝したいです。もちろん、艦としての彼女の来歴を思うと、艦娘として仲間たちと一緒に過ごす日々が続くことを、願って止みません。

自己紹介

家で書いたり読んだりチェックしたり運営したりのクリエイティブ系在宅ワーカー。塾講師として教鞭を取ったりもするらしい。『艦これ』では2013年秋着任のそこそこ古参な提督。あまり自覚はないけどヲタクの範疇に入るんだろうな。

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